2月も中旬になり、もう春は間近ですね。学生の皆さんは、卒業式や入学式を控え、慌ただしい毎日をお過ごしのことと思います。制服や教科書などを準備しながら、ふと気が付いていただきたいのは、お口の健康です。プラークがついたままの歯ではなく、キレイにクリーニングをして春を迎えてみませんか?
笑顔の決め手は自然で美しい口元
学生の皆さんは、笑顔に自信がありますか?鏡の前でにっこりと笑ってみてください。歯と歯茎の境目にプラークが付いていたり、ステインが付いてくすんだ歯では、写真に写る笑顔も少し残念になってしまいます。新生活に向けて門出と出発に際し、ヘアスタイルを整えるのと同様、歯もキレイにすることがお勧めです。
未成年の学生には歯のクリーニングを
歯を白くきれいにするのは、ホワイトニングとクリーニングです。この二つは似て異なるもので、その効果も若干異なります。最近では歯を真っ白にするホワイトニングが人気を集めていますが、未成年の方はまだ永久歯が未熟なため、ホワイトニングはおすすめできません。この年代に適しているのは、歯のクリーニングです。歯のクリーニングは、歯の表面に付着した汚れやステインを取り除くことでくすみが取れ、自然な白さを取り戻すことができます。生えたばかりの永久歯はやや黄みがかっているので効果を感じにくいかもしれませんが、歯の表面をつるつるに磨き上げることでツヤのある歯に仕上げることができます。
また10代によく見られる歯肉炎も、歯石除去やクリーニングによって歯ぐきの健康を回復させることが可能です。赤く腫れた歯ぐきは清潔感に欠けてしまうため、毎日の丁寧なブラッシングに加え、歯科医院で歯のクリーニングを受けていただくことで改善できます。
歯のすき間が気になる場合はダイレクトボンディングなどが有効
歯の色よりも、歯列が気になるお子さんも多いと思います。特に歯のすき間は見た目にも影響が出てしまいます。いちばんお勧めなのは、歯のすき間に直接レジンを充填する「ダイレクトボンディング」です。歯の色に合わせた自然な色で仕上げることができるため、違和感がほとんどありません。
気になる前歯だけを部分矯正で改善することができますが、奥歯の噛み合わせに問題が生じる可能性も否定できないため、治療は慎重に行う必要があります。
このように、未成年の方でも歯の汚れをそのままにしておくと、歯ぐきが腫れて不潔感を感じてしまいます。この時期の歯肉炎は改善しやすいため、適切なブラッシングでほぼ解消されることでしょう。
春は色々忙しいシーズンです。しかし時々鏡を見て下さい。歯の汚れが蓄積されていると、くすんで見えて清潔感が失われています。せっかくの門出です。歯の汚れを一掃し、新生活に向けて笑顔に自信が持てるようにしておきましょう。