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「中学生になると、そろそろ歯列矯正した方がいいのかな」と思っている人はいませんか。
「子供の歯並びが悪いけれど、どのようなリスクがあるんだろう」と心配している人も多いのではないでしょうか。
中学生の歯並びが悪いと、口腔内の健康や日常生活に、さまざまな支障を及ぼす恐れがあります。
そのため、中学生のうちに矯正治療を始めることがおすすめです。
この記事では、以下の内容について解説します。
- 中学生の歯並びが悪いとどうなる?
- 中学生の歯並びが悪くなる主な原因
- 中学生で歯列矯正を始めるメリット
- 中学生におすすめの矯正方法
- 中学生の矯正治療の費用と期間
- 医療費控除を活用すれば矯正費用を軽減できる
- 中学生が矯正治療を始める前に知っておきたいこと
本記事を読むことで、中学生の歯並びの悪さを放置しておくことのリスクや、適切な矯正方法についての理解が深まります。
お子様の歯列矯正で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
中学生の歯並びが悪いとどうなる?

中学生の時期に歯並びの問題を放置すると、以下のリスクが生じる可能性があります。
- 不正咬合になり、噛み合わせが悪くなる
- 見た目のコンプレックスが強くなり、自信を失う
- 顔のバランスが崩れ、歪みが生じる
- 虫歯や歯周病になりやすくなる
- 発音や滑舌が悪くなる
- 口臭が発生しやすくなる
それぞれについて、解説します。
不正咬合になり、噛み合わせが悪くなる
歯並びが悪いことを表す不正咬合になると、噛み合わせも悪くなってしまいます。
噛み合わせが悪くなると咀嚼がうまくいかず、顎に負担がかかります。
長い間顎に負担がかかり続けると、顎関節症になる可能性も高まるでしょう。
見た目のコンプレックスが強くなり、自信を失う
思春期に差しかかる中学生になると、歯並びの悪さが気になって、自分の外見に自信が持てなくなることがあります。
歯並びが原因で笑顔が見せらなくなると、大きなストレスを感じることもあるため、注意が必要です。
顔のバランスが崩れ、歪みが生じる
歯並びが悪いと、顎の成長がアンバランスになりやすくなるため、顔が歪んで左右差が出たり、顎が突き出たりする恐れがあります。
顔に歪みが生じると、表情の印象にも悪影響を与えるため、外見にコンプレックスを抱く可能性があるでしょう。
虫歯や歯周病になりやすくなる
歯並びが悪いと歯ブラシが十分に行き届かず、歯磨きが不十分になるため、汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。
虫歯や歯周病を繰り返すと、最終的に歯を失う原因になってしまうでしょう。
発音や滑舌が悪くなる
歯並びが悪く、前歯がすきっ歯になったり、上下の歯が噛み合わない開咬(かいこう)という状態になったりした場合、発音や滑舌が悪くなるので注意が必要です。
発音や滑舌が悪いと、人と話すことが億劫になり、対人関係に影響を及ぼすかもしれません。
関連記事:歯並びが悪くてすきっ歯が気になる方へ|原因や放置するリスクを解説
口臭が発生しやすくなる
歯並びが整っていないと、どうしても歯ブラシが届きにくい部分が増え、磨き残しにつながります。
その結果口腔内の細菌が増殖し、口臭の原因となります。
さらに、歯並びの影響で口がしっかり閉じられない場合、普段の呼吸が口呼吸に偏ってしまいがちです。
口呼吸が続くと口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすい環境になります。
これも、口臭を引き起こしてしまう理由の一つです。
中学生の歯並びが悪くなる主な原因

中学生の歯並びが悪くなる主な原因は、以下の5つです。
- 顎の成長バランスが悪く、歯が並ぶスペースが足りなくなる
- 遺伝によって歯の大きさや顎の形にズレが生じる
- 指しゃぶりや頬杖の癖で歯が押され、前に出てしまう
- 口呼吸が習慣化し、顎や歯列の発達が遅れる
- 永久歯が正しい位置に生えず、歯が重なり合う
それぞれの内容を、詳しく解説します。
顎の成長バランスが悪く、歯が並ぶスペースが足りなくなる
顎の発育不足により、歯が並ぶスペースが足りなくなると、歯並びが悪くなります。
5~6歳の乳歯の時期に歯と歯の間にすき間がない場合、永久歯が生えるスペースが不足し、歯並びが悪くなるリスクが高まるでしょう。
遺伝によって歯の大きさや顎の形にズレが生じる
歯の大きさや顎の形の遺伝によって、歯並びが悪くなることがあります。
たとえば親の歯のサイズが大きかったり、顎が小さかったりして歯が重なって生えている場合、子供に遺伝して歯並びが悪くなる可能性があるでしょう。
ただし、歯の大きさや歯の形は必ず遺伝する、というわけではありません。
指しゃぶりや頬杖の癖で歯が押され、前に出てしまう
指しゃぶりや頬杖などによって、後天的に歯並びが悪くなることがあります。
指しゃぶりが長期間続いていると、前歯が前方に押し出され、歯並びが乱れやすくなります。
また、頬杖をつく癖がある場合、顎に頭の重さが加わるため、下顎が後退し、歯並びに歪みが生じることがあるでしょう。
口呼吸が習慣化し、顎や歯列の発達が遅れる
口呼吸の習慣化は、顎や歯列の発達に悪影響を及ぼす恐れがあるでしょう。
口呼吸が習慣化すると、無意識のうちに口が開いたままになるので、口周りの筋肉バランスが崩れます。
その結果、歯列にかかる力が偏って、歯並びが悪化するリスクが高まるのです。
また、口周りの筋肉バランスが乱れると、上顎の正常な発育が阻害されてしまいます。
発育が阻害されて上顎が小さくなると、前歯が前方へ押し出されやすくなり、歯並びの乱れにつながるでしょう。
永久歯が正しい位置に生えず、歯が重なり合う
乳歯の虫歯や顎の成長不足、指しゃぶりなどが原因で永久歯が正しい位置に生えず、歯が重なり合ってしまうことがあります。
また、乳歯が早くに抜けると、周りの歯が抜けて空いたスペースに傾いてしまうため、永久歯が生えるすき間が無くなり、歯並びが悪くなるでしょう。
中学生で歯列矯正を始めるメリット

中学生での矯正治療には、以下のメリットがあります。
- 成長期だから歯が動きやすい
- 非抜歯で治療できる可能性が高い
- 治療期間が短く費用を抑えやすい
- 見た目のコンプレックスを早期に解消できる
それぞれの内容について、解説していきます。
成長期だから歯が動きやすい
中学生の時期は、顎の骨が成長段階にあり、骨の代謝が活発なため、歯が動きやすく、治療がスムーズに進みます。
そのため、大人になってから歯列矯正するよりも、治療期間が短くなる可能性が高まるでしょう。
非抜歯で治療できる可能性が高い
中学生は顎の骨の成長期にあり、歯並びに沿って顎の骨が形成されます。
そのため、抜歯をしなくても綺麗な歯並びになるスペースが確保できます。
一方大人になってから矯正治療する場合、顎の骨がすでに形成されているため、歯を移動させるスペースを確保するために、抜歯をしなければいけないケースが多いでしょう。
治療期間が短く費用を抑えやすい
中学生の歯列矯正は、大人になってから行うよりも治療期間が短いため、費用の総額を抑えられる可能性があります。
歯列矯正の費用は決して安いものではありません。
早期に歯列矯正を治せるだけでなく、費用も抑えられるのは、大きなメリットでしょう。
見た目のコンプレックスを早期に解消できる
歯並びを早めに整えれば、見た目の悩みを先送りせずに解消できます。
中学生のうちに改善することで、その先の長い人生を自信の持てる綺麗な歯並びで過ごせるはずです。
コンプレックスが和らぐと、人前で笑うことが楽しみになり、部活動や勉強、友達との会話にも意欲的に向き合えるようになります。
中学生におすすめの矯正方法

中学生におすすめの矯正方法は、以下の3つです。
- 表側ワイヤー矯正
- 裏側ワイヤー矯正(舌側矯正/リンガル矯正)
- マウスピース矯正
それぞれの内容について解説しますので、治療選びの参考にしてください。
表側ワイヤー矯正
歯の表面に、ブラケットと呼ばれる小さな装具を付けて、そこにワイヤーを通して矯正する治療法です。
ほかの矯正治療よりも費用を抑えられ、治療期間も比較的短いのが特徴です。
一方で、装具が目立ちやすいというデメリットがありますが、最近では、目立ちにくい白や透明のブラケットやワイヤーも選べるようになりました。
裏側ワイヤー矯正(舌側矯正/リンガル矯正)
歯の裏側に、ブラケットとワイヤーを装着する矯正方法です。
矯正装置を歯の裏側につけるので、目立ちにくいというメリットがあります。
ただし、裏側ワイヤー矯正は、表側ワイヤー矯正よりも高い技術が必要なので、費用が高くなったり、装置の矯正に時間がかかったりする恐れがあります。
マウスピース矯正
透明なマウスピース型の装具を付けて、少しずつ歯並びを整える治療方法です。
マウスピースは透明なので、目立ちません。
また、取り外しが可能なので、歯磨きなどのお手入れがしやすく、食事も今まで通り楽しめます。
ただし、交換時期や装着時間が決められているので、自己管理が必要です。
中学生の矯正治療の費用と期間

中学生で矯正するにあたって、保護者が一番気になるのは、お金と時間の問題ではないでしょうか。
そこでここでは、以下の2つについて解説します。
- 治療期間
- 費用相場
矯正治療を検討する際の参考にしてください。
治療期間
中学生の矯正治療期間の目安は、1年半~3年程度です。
治療期間は、矯正方法や歯並びの状態によって異なります。
また、治療が終わっても、2年程度は、リテーナーという保定装置を使用して、歯が元の位置に戻ってしまうのを防ぐ治療が必要です。
そのため、トータルで4~5年かかる、と考えておくとよいでしょう。
費用相場
中学生の矯正治療の相場は、一般的には50~100万円前後です。
費用は、治療の難易度や使用する矯正装置によって異なります。
治療を開始する前に、歯科医師に、費用の目安を確認しておくと安心です。
医療費控除を活用すれば矯正費用を軽減できる
歯科医師が、口腔機能の改善や疾病予防のために必要と判断した矯正治療は、医療費控除の対象となるため、負担が軽くなります。
中学生の矯正治療は、ほとんどが不正咬合の改善や口腔機能の正常化、虫歯・歯周病予防を目的に行われます。
そのため、医療費控除の対象として認められるケースが一般的です。
控除を受ける際は、診断書や治療計画書など、治療の必要性を示す書類が大切な証拠になります。
受け取った書類はなくさないように、しっかり保管しておきましょう。
中学生が矯正治療を始める前に知っておきたいこと
中学生で矯正治療を始める際は、以下の3つが重要なポイントとなります。
- 虫歯や歯肉炎の治療を先に済ませる
- 口呼吸や舌の癖などの悪習慣を改善しておく
- 学校や部活動との両立についてカウンセリングで確認する
それぞれについて、解説していきます。
虫歯や歯肉炎の治療を先に済ませる
矯正治療中は、虫歯や歯肉炎の治療が難しくなるので、先にそれらの治療を済ましておく必要があります。
矯正治療を行う前に必ず、虫歯や歯肉炎がないかを診察してもらいましょう。
口呼吸や舌の癖などの悪習慣を改善しておく
口呼吸や舌で歯を押す癖など、歯並びを悪くする習慣を改善しておきましょう。
これらの悪習慣が改善されていないと、せっかく矯正治療をしても、再び歯並びが乱れてしまう可能性があります。
学校や部活動との両立についてカウンセリングで確認する
矯正治療が勉強や部活動の妨げにならないか、治療前のカウンセリングでしっかり確認しておくことも重要です。
矯正治療の痛みで勉強に集中できなくならないか、運動部や吹奏楽部に所属している場合、矯正器具の影響がないか、などをしっかり質問しておきましょう。
まとめ|歯並びが気になる中学生は早めの相談を
中学生は、矯正を始めるのにベストなタイミングです。
中学生から矯正を始めることで、治療もスムーズに進みますし、口腔内や見た目に関する問題を早期に解決できます。
矯正治療にかかる期間や費用は、治療法や歯並びの状態によって異なります。
そのため、どの治療法が最適か、費用や期間はどれくらいかを事前に確認しておくことがおすすめです。
中学生の矯正治療を検討している人は、この記事を参考に、正しい知識を取り入れて、適切な治療法を選択してください。
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コラム監修者
はぴねす歯科緑地公園駅前クリニック 院長 松浦 裕矢
大阪大学歯学部を経て、兵庫県内の医療法人、はぴねす歯科石橋駅前クリニックで勤務した後、現在ははぴねす歯科緑地公園駅前クリニックの院長を務めています。患者様一人ひとりの希望と健康に合わせた最適な治療を提供し、治療前にはしっかりと説明を行い、納得の上で進めています。矯正治療やセラミック治療を中心に、患者様の希望に寄り添った治療プランを提供し、日々患者様の健康をサポートしています。
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