「歯並びが悪くてもホワイトニングができるの?」と疑問に思っていませんか?

たしかに「歯を白くしたくても歯並びが悪いと意味がないのでは?」

「歯並びの治療に行く暇がないのに、ホワイトニングに行く時間はない」

と考える方も多いと思います。

しかし、歯並びが悪くても歯を白くするだけで、口元の印象は明るくなり、周りから好印象に見られます。

また、ホワイトニングは自宅でも可能です。

そこで今回は、以下の内容について解説します。

  • 歯並びが悪い場合でもホワイトニングは可能
  • 歯並びが悪い場合でもホワイトニングをするメリット
  • 歯並びが悪い人に適したホワイトニングの種類
  • 歯列矯正とホワイトニングはどっちを先にやるべき?
  • 歯列矯正とホワイトニングを同時に進めることも可能

この記事を読むことで、歯並びが悪くてもホワイトニングで歯を白くできることについて理解できます。

「歯並びは悪いけど歯を白くしたい」「笑顔に自信を持ちたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

歯並びが悪い場合でもホワイトニングは可能

結論、歯並びが悪い場合でもホワイトニングはできます。

ただし、ホワイトニングが可能でも、歯並びの悪さによって仕上がりにムラが出る可能性があります。

ホワイトニングは、ホワイトニングの薬剤を歯の表面に塗り、LEDライトで光を照らしあてる施術です。

歯と歯が重なっていたり、歯並びがガタガタになっていると、均一に薬剤を塗るのが困難です。

またLEDライトの光を、しっかりあてることができません。

そのため歯並びが悪いと、歯の白さにムラが出てしまう可能性が考えられます。

歯並びが悪い場合でもホワイトニングをするメリット

歯並びが悪い場合でも、ホワイトニングをするメリットが2つあります。

  • 口元の印象が良くなる
  • 凹凸が目立ちにくくなる

さっそく詳しくみていきましょう。

口元の印象が良くなる

歯並びが悪い場合でも、ホワイトニングをすると口元の印象が良くなります。

口元は、最も印象に影響を与える部分であるため、歯を白くすると顔の表情も一気に明るく見えます。

普段、歯に着色しやすいコーヒーや紅茶、カレーなどの飲食を続けていると、歯の色の透明度が下がり、口元の印象が暗く見えがちです。

そのため歯並びが悪くてもホワイトニングをすることで、好印象に見られ好感度がアップします。

凹凸が目立ちにくくなる

歯並びが悪い場合でもホワイトニングをすると、歯の白さで歯の凹凸が目立ちにくくなります。

なぜなら歯の白さを利用して、歯と歯の明暗の差をなくしているからです。

たとえばデコボコな悪い歯並びにホワイトニングをすると、歯の陰で暗く見えていた後方の歯と、前方にある歯との色の差がなくなります。

そのためホワイトニングで歯並びは改善できませんが、目の錯覚で歯並びが改善したように見えるでしょう。

ホワイトニングの効果で、凹凸の悪い歯並びが気にならなくなります。

関連記事:歯並びが悪い人は気持ち悪い?他人からどう思われている?

歯並びが悪い人に適したホワイトニングの種類

歯並びが悪い人に適しているホワイトニングの種類は、以下のとおりです。

  • オフィスホワイトニング
  • ホームホワイトニング

詳しく解説していきます。

オフィスホワイトニング

ホワイトニングの種類には「オフィスホワイトニング」があります。

オフィスホワイトニングとは、歯科医院または歯科クリニックでホワイトニングを施術することです。

歯科医師や歯科衛生士が施術してくれるため、仕上がりがムラにならず、痛みや違和感があった場合はすぐに対応してくれます。

また施術前は、より歯を白くするために歯のクリーニングをおこなってくれます。

オフィスホワイトニングは、即効性があるため、1回の施術で希望の白い歯が手に入れられるでしょう。

白い歯の効果を早く感じたい方におすすめです。

ホームホワイトニング

ホワイトニングの種類には「ホームホワイトニング」があります。

ホームホワイトニングとは、歯科医院または歯科クリニックで自身のマウスピースを作ってもらい、自宅でホワイトニングの薬剤を塗布して装着する施術です。
自分の好きなタイミングで施術ができ、オフィスホワイトニングより歯の白さを持続できます。

しかし自然な歯の白さを求めるには、毎日1日2時間ホワイトニングの施術をしなければなりません。

仕事が忙しく通院が難しい方や、ホワイトニングの費用を安く済ませたい方におすすめです。

歯列矯正とホワイトニングはどっちを先にやるべき?

歯列矯正とホワイトニング、どちらを先にやるべきかは決まっていません。

一般的には、先に歯列矯正をして歯並びをきれいに整えてから、ホワイトニングをします。

なぜならホワイトニング後に歯列矯正をおこなってしまうと、仕上がりにムラが目立ってしまうからです。

またホワイトニングで、歯を白くした部分に矯正器具などを装着してしまうと、歯が削れる可能性があります。

すると歯に傷やダメージを与えてしまい、歯の白さが劣ってしまいます。

そのため歯列矯正とホワイトニング、どちらを先にやるか悩んでいる人は、歯列矯正で歯並びをきれいにしてから歯を白くしましょう。

歯列矯正とホワイトニングを同時に進めることも可能

歯列矯正の種類によって、同時にホワイトニングが可能か不可能か分かれます。

詳しくは以下の表をご覧ください。

ワイヤー矯正(表側) ワイヤー矯正(裏側) マウスピース矯正
オフィスホワイトニング 不可能 可能 可能
ホームホワイトニング 不可能 不可能 可能

マウスピース矯正は、取り外し可能なため、歯列矯正とホワイトニングを同時に進められます。

しかしワイヤー矯正は、裏側ワイヤー矯正以外ホワイトニングができません。

ワイヤー矯正は、歯に「ブラケット」という矯正器具を接着剤で固定するため、ブラケット部分にはホワイトニングの効果が得られないからです。

そのためブラケット部分とホワイトニングをした部分に、歯の色の差があらわれてしまいます。

ワイヤー矯正をしようかと考えている方は、ホワイトニング前後にするのをおすすめします。

まとめ

今回は「歯並びが悪い場合でも、ホワイトニングが可能なのか」について解説しました。

結論、歯並びが悪くてもホワイトニングは可能です。

歯の色が自然に統一された白色になり、歯の凹凸が目立たなくなるからです。

一般的には、先に歯列矯正をしたのちホワイトニングをする流れが推奨されています。

本記事を読んで、歯並びが悪くてもホワイトニングで歯を白くできることを理解し、自分に合ったホワイトニングを検討してください。

はぴねす歯科院長

コラム監修者

はぴねす歯科緑地公園駅前クリニック 院長 松浦 裕矢

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