歯並びが悪いことは、老後の健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
「歯並びが悪いと老後にどのような影響があるの?」
「歯列矯正をするとどんなメリットがあるの?」
歯列矯正を検討している方のなかには、このように考えている方もいるでしょう。
「今は日常生活に何も不自由がないから」とそのままにしていると、今後の健康面に大きな影響を及ぼす可能性があります。
そこで今回は、以下の内容について解説していきます。
- 歯並びが悪い人の老後への影響
- 歯列矯正は何歳までできる?
- 歯並びが悪い人が老後のために歯列矯正をするメリット
- 歯並びが悪い人の治療方法
この記事を読むことで、歯並びが悪いと将来にどのような影響があるのか、歯列矯正にどのようなメリットがあるのか理解できます。
ぜひ参考にしてください。
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歯並びが悪い人の老後への影響について
歯並びが悪いと老後に以下のような悪影響が生じる可能性があります。
- 噛めないことによるストレスを感じる
- 消化不良を起こしやすい
- 食事が偏ることによる栄養不足
- 体への不調が起きやすい
- 虫歯・歯周病のリスクがある
- 歯茎が下がる
詳しく説明していきます。
噛めないことによるストレスを感じる
歯並びが悪いと上下の歯がしっかりと接触しないため、食べ物が噛みにくい状態になります。
食べ物をしっかり噛まないことが習慣になるため、口元の筋肉や顎の成長が進まず、噛む力が鍛えられません。
その結果、硬い食べ物を避け、柔らかい食べ物を選ばなくてはならない生活を強いられるでしょう。
食べたいものを食べられないストレスは大きく、QOL(生活の質)の低下につながります。
消化不良を起こしやすい
歯には食べ物を細かく噛み砕く役割があります。
しかし、上下の歯がしっかりと接触しないと、食べ物を細かく噛み砕けません。
そのため、胃や腸などの消化器官に負担がかかり、消化不良を起こしやすくなります。
噛み合わせが悪いまま長年過ごしていると、自分が噛めていないことに気付かない場合があります。
歯並びが悪いことが影響して、知らないうちに消化器官に負担をかけ続けているかもしれません。
食事が偏ることによる栄養不足
噛み合わせが悪く食べ物をしっかり噛めなくなると、肉や魚、野菜などの食品を避けるようになります。
その結果、ビタミン・ミネラル・食物繊維といった栄養素の摂取量が低くなり栄養不足を引き起こしてしまうでしょう。
口元の機能が低下すると食欲不振から栄養不足に発展し、代謝機能が落ちてしまいます。
さらなる食欲不振や栄養不足を引き起こしてしまい、悪循環が生じるため注意が必要です。
食事の偏りから生じる栄養不足を防ぐために、整った歯並びや正しい噛み合わせが重要になります。
身体に不調が起きやすい
噛み合わせの影響で栄養不足になると、免疫力が低下します。
免疫力は体内に侵入してくるウイルスや病原菌、異常な細胞を除去する役割があります。
また、栄養不足により筋力が低下すると、立ったり歩いたりなどの日常生活に支障がでるため介護を必要とする状況になるかもしれません。
いつまでも健康でいきいきと過ごすために、免疫力の低下は避けるべきです。
身体に不調をきたす歯並びの改善をするとよいでしょう。
虫歯・歯周病のリスクがある
歯並びが悪い状態は、歯が重なった部分に歯ブラシが届きにくいです。
歯周病や虫歯の原因であるプラークを十分に取り除けません。
プラークが残ったままだと、口腔内の細菌が増え、歯周病や虫歯のリスクが高まります。
歯周病と虫歯は歯を失う2大原因です。
1本でも多くの歯を歯周病と虫歯から守るため、悪い歯並びは改善する必要があります。
歯茎が下がる
噛み合わせが悪いと、特定の歯や歯茎に大きな負担がかかります。
歯や歯茎にダメージが蓄積されたり、歯周病が進行したりすると歯茎が下がります。
歯の隙間が広がったり、歯が伸びたように感じたりする場合があり、見た目の印象も悪くなる可能性があるでしょう。
「最近歯茎が痩せた」と感じる方は、歯並びの悪さから歯周病になっているかもしれません。
一度下がった歯茎は自然には元に戻らないため、早めに対策が必要でしょう。
歯列矯正は何歳までできる?
歯列矯正に年齢の制限はなく、中高年になっても治療は可能です。
中高年になってから歯列矯正を始める場合は、歯茎を支える骨が健康な状態であることが条件になります。
ただし、その年齢では顎の成長が止まっており、歯の移動が円滑に行われないため治療期間が長くなる傾向があります。
口腔内の健康状態や治療期間の長さにハードルの高さを感じるかもしれません。
しかし、長い目でみると大人になってからでも歯列矯正をすることで得られるメリットが多くあります。
歯列矯正を行うか悩んでいる方は矯正歯科を取り扱っている歯科医院に相談してみるとよいでしょう。
歯並びが悪い人が老後のために歯列矯正をするメリット
歯並びの悪い人が老後のために歯列矯正をするメリットに以下の5つが挙げられます。
- 多くの歯を残せる
- 体の不調の予防や改善ができる
- 虫歯や歯周病を予防できる
- 清潔感を維持できる
- 身体の筋肉バランスを維持できる
それぞれ詳しく解説します。
多くの歯を残せる
歯列矯正によって整った歯並びになると、歯を失う2大原因である虫歯と歯周病になるリスクが減ります。
歯磨きがしやすくなり、口腔内の細菌の数の減少が虫歯と歯周病予防につながるためです。
また、歯列矯正で噛み合わせのバランスが整うことで、特定の歯への負担が減り、歯が欠けたり歯に亀裂が入ったりするリスクが減ります。
亀裂から細菌が入ると虫歯のリスクが高まり、歯の根に亀裂が入ると歯を抜かなければなりません。
歯並びや噛み合わせを整え、歯を抜くリスクを減らしましょう。
身体の不調の予防や改善ができる
噛み合わせが改善されると、肩こりや頭痛なども改善される可能性があります。
顎の筋肉は肩や首の筋肉とつながっています。
噛み合わせの悪さから顎の筋肉に負担がかかると、肩や首まで負担がかかり、肩こりや頭痛を引き起こす可能性があります。
歯列矯正によって噛み合わせが整うと、身体の不調の改善も期待できるでしょう。
虫歯や歯周病を予防できる
歯列矯正によって歯並びが綺麗になると、今まで歯が重なって磨きにくかった場所がなくなり、細かい部分まで磨きやすくなります。
プラーク除去率が上がり口腔内の細菌が減ると、虫歯や歯周病を予防できます。
虫歯や歯周病は進行すると痛みをともない、最悪の場合歯を抜かなければなりません。
後悔しないためにも、歯列矯正での虫歯と歯周病予防はとても重要です。
清潔感を維持できる
歯列矯正により歯並びがきれいになると口元のコンプレックスが解消され、自分に自信を持てるようになります。
また、歯と歯の隙間がなくなり、食べ物がはさまりにくくなるでしょう。
歯磨きもしやすいため、虫歯や歯周病、口臭予防も可能です。
手入れの行き届いた口元は清潔感を与え、周りから良い印象を持たれるようになるでしょう。
身体の筋肉バランスを維持できる
噛み合わせが悪いと、口周りにある筋肉のバランスが崩れます。
全身の筋肉にも影響が生じるため、身体の軸が不安定になります。
噛み合わせを改善できると、口周りの筋肉はもちろん、全身の筋肉のバランスが整うようになるでしょう。
全身の筋肉のバランスが整えば、身体の軸が安定するため、転倒などケガの予防につながります。
日常生活の動作がスムーズに行えると、いつまでも活発に生活を送ることができるでしょう。
関連記事:歯並びが悪いデメリットとは?健康面と美容面から解説
歯並びが悪い人の治療方法
歯並びを治すには、以下の方法があります。
- 表側矯正(ワイヤー矯正)
- 裏側矯正(ワイヤー矯正)
- マウスピース矯正
- インプラント矯正
- 外科矯正
どの治療方法が自分に適しているか、歯科医院で相談してみましょう。
関連記事:歯並びが悪い人に適した矯正治療の種類|費用や期間を紹介
まとめ
歯並びは見た目だけでなく、全身の健康状態に関わり、今後の人生に深く関係します。
いつまでも自分の歯でおいしく食事をすることは、QOL(生活の質)の向上につながります。
整った歯並びにはメリットが多く、老後を元気に過ごすために必要です。
歯並びを気にしつつも年齢を理由に諦めた方は、ぜひ一度歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。
コラム監修者
はぴねす歯科緑地公園駅前クリニック 院長 松浦 裕矢
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