「子供の歯並び」について気になっていませんか?

子供の歯並びが悪いと感じたら「なぜ歯並びが悪くなってしまったんだろう…」

「歯並びが悪化しないようにするためにはどうしたらいい?」と、悩む親御さんも多いと思います。

歯並びが悪くなる原因はいくつかありますが、普段のケアを行えば歯並びの悪化を防げるでしょう。

そこで今回は、以下の内容について解説します。

  • 子供の歯並びが悪くなる原因
  • 子供の歯並びが悪いと何が問題?
  • 歯並びが悪い子供の治療法
  • 子供の歯並びの悪さを防ぐための普段からのケア

この記事を読むことで、子供の歯並びについて正しい知識を得られ、適切な対応や予防法を実践できるでしょう。

「子供の歯並びについて気になる」「歯並びをどうにかしてあげたい」方は、ぜひ参考にしてください。

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子供の歯並びが悪くなる原因

子供の歯並びが悪くなる原因は、以下の5つがあります。

  • 遺伝的要因
  • 生活習慣の影響
  • 早期の歯の脱落
  • むし歯
  • 口呼吸

それぞれ解説していきます。

遺伝的要因

子供の歯並びが悪くなる原因は、遺伝的要因が考えられます。

遺伝による先天的要因が8割と言われており、顔の形や声などが遺伝するのと同じように、歯並びも引き継がれる可能性が高いです。

親の遺伝は、以下の骨格の部位に遺伝することが多いです。

  • 顎の大きさ
  • 歯のサイズ
  • 舌の位置
  • 顎のバランス

そのため、親のどちらかの歯並びが悪い場合は、子供にも同じような特徴が見られる傾向にあります。

生活習慣の影響

子供の歯並びが悪くなる原因は、生活習慣の影響が考えられます。

具体的な生活習慣の影響とは、以下のとおりです。

  • やわらかい食べ物ばかり食べている
  • よく噛まずに飲み込む
  • 指しゃぶりをする
  • 不規則な生活を送っている

これらの生活習慣により顎が十分に発達できないことで、歯並びが悪くなる可能性があります。

自身も気付かないうちに歯並びを悪くしているため、子供の生活習慣に注意を払い、歯並びを悪化させる要因を減らしましょう。

早期の歯の脱落

早期の歯の脱落によって、子供の歯並びが悪くなる可能性が考えられるでしょう。

乳歯は、永久歯に生え変わる時期がある程度決まっています。

しかし、なんらかの原因で早く抜けると、隣の歯が傾いたり、噛み合っていた反対側の歯が飛び出してきたりします。

その結果、次に生えてくる永久歯のスペースが無くなってしまうため、歯並びが悪くなるのです。

乳歯が早期に脱落してしまった場合は、早期に歯科医院で歯のスペースを確保する治療を受ける必要があります。

むし歯

むし歯が原因で、子供の歯並びが悪くなる可能性が考えられます。

乳歯は、歯の質がやわらかいため、むし歯になりやすく進行も早い傾向にあります。

そのまま放置してしまうと、歯の根までむし歯が進行し、永久歯が生える前に大きなスペースができてしまいます。

その結果、隣り合っていた歯が徐々にズレ始め、歯並びが悪くなるでしょう。

「乳歯がむし歯になっても、永久歯に生え変わるためそのまま放置しても大丈夫」という考えは、危険です。

むし歯の疑いがある場合は、早めに治療を受けましょう。

口呼吸

口呼吸によって、子供の歯並びが悪くなる可能性が考えられるでしょう。

通常は鼻呼吸ですが、口周りの筋力が弱いと口呼吸になってしまいます。

口呼吸により、通常舌の位置が上顎にあるのに対して下顎に位置が変わり、下の歯や顎を舌で押し広げる可能性があります。

そのため、上下の顎のバランスが崩れ、歯並びが乱れるでしょう。

口呼吸の場合は、鼻呼吸にする努力をする必要があります。

しかし、子供の努力だけでは改善が難しいため、歯科医師に相談して適切な対応をとることが重要です。

子供の歯並びが悪いと何が問題?

子供の歯並びが悪いと現れる問題は、次の3つです。

  • 咀嚼能力の低下
  • 発音への影響
  • 見た目のコンプレックス

それぞれ詳しくみていきましょう。

咀嚼能力の低下

子供の歯並びが悪いと、咀嚼能力が低下します。

咀嚼能力の低下は、顎や歯に負担をかけるだけでなく、胃腸にも影響を与える可能性が高いです。

噛み癖ややわらかい食べ物ばかり食べる習慣が、咀嚼の低下を引き起こします。

また、反対咬合などの場合、前歯で噛み切れず奥歯で細かく噛み砕けないため、消化器官に大きなリスクが現れるでしょう。

発音への影響

子供の歯並びが悪いと、発音への影響が出てしまいます。

すきっ歯や開咬などは、歯と歯の間に隙間が生じ、空気が漏れて発音が不明瞭になりがちです。

たとえば、以下の発音が聞き取りにくいです。

  • イ段(い・き・し・ち、など)
  • サ行(さ・し・す・せ・そ)
  • タ行(た・ち・つ・て・と)

発音の問題は、学校での発表や授業中の発言時など、人前で話す機会の時に目立ち、子供にとって精神的な負担が考えられるでしょう。

見た目のコンプレックス

子供の歯並びが悪いと、見た目のコンプレックスを感じてしまうでしょう。

正面だけでなく、横顔から見た印象にも影響を与えるため、、笑うことや話すことに自信を持てなくなる可能性が高いです。

また、コンプレックスが原因で、悪口やいじめなどの嫌がらせを受ける可能性も考えられるでしょう。

その結果、精神的にストレスを感じたり、引きこもりになってしまったりと自己表現を抑える場合があります。

歯並びが悪い子供の治療方法

歯並びが悪い子供の治療法は、以下の2通りあります。

  • 第一期治療
  • 第二期治療

それぞれ詳しく解説します。

第一期治療

第一期治療とは、顎の発育を調整し、骨格のズレを自然な形で正しく成長に導く治療法です。

幼児から小学生(3歳から12歳くらいまで)の子供を対象としており、乳歯から永久歯に生え変わる時期を目安としています。

おもな第一期治療は以下の通りです。

  • 床矯正:子供の成長に合わせて、少しずつ歯列の幅を広げていく治療法
  • ムーシールド:寝ている間に専用のマウスピースを付けて、受け口(反対咬合)の舌や口腔周囲筋の状態を整える治療法
  • 口腔筋機能療法(MFT):舌の動きや口腔周囲の筋肉の機能を改善する訓練治療法

第一期治療で歯並びが改善されると治療は終了しますが、必要に応じて次の段階に進む場合もあります。

第二期治療

第二期治療とは、永久歯が生え揃った後に行う治療法です。

12歳以降が対象であり、上下左右の第二大臼歯が生え揃った時期を目安に治療を開始します。

また、第一期治療で改善されなかった場合も同じです。

第二期治療は、ワイヤー矯正治療やインビザライン治療などの方法があり、大人の矯正治療と同じ方法で歯並びを整えます。

関連記事:小児矯正にかかる平均費用はいくら?相場を種類ごとに解説

子供の歯並びの悪さを防ぐための普段からのケア

子供の歯並びの悪さを防ぐためには、次のようなケアを心がけましょう。

  • 正しい歯磨き習慣
  • バランスの良い食事
  • 生活習慣の見直し
  • 悪癖の改善
  • 歯科医の定期検診

それぞれ詳しくみていきます。

正しい歯磨き習慣

悪い歯並びを防ぐためには、正しい歯磨き習慣を行いましょう。

歯磨きを毎日行うことで、口腔内を清潔に保ち、むし歯のリスクを抑えられます。

歯質がやわらかい乳歯は、むし歯になりやすく永久歯に影響が出やすいため、日々の適切なケアが重要になります。

もし、痛みや違和感があれば、早めに歯科医院を受診しましょう。

バランスの良い食事

子供の悪い歯並びを防ぐためには、バランスの良い食事は欠かせません。

硬い食べ物とやわらかい食べ物をバランスよく食べることで、口周りの筋力強化につながり、顎の発達を促します。

そのため、悪い歯並びを予防するためには、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。

生活習慣の見直し

子供の悪い歯並びを防ぐためには、生活習慣を見直しましょう。

具体的な習慣は、以下のとおりです。

  • 良い姿勢を保つ
  • 規則正しい生活を送る
  • よく噛んで食べる

生活習慣を見直すことで、顎の発達を促し歯並びの悪化を防いでくれます。

悪癖の改善

悪癖の改善は、子供の悪い歯並びを防ぐために重要です。

具体的な癖の直し方は、以下のとおりです。

  • 口呼吸を鼻呼吸に変える
  • 3歳を目安に指しゃぶりを辞める
  • 爪を噛むのを止める
  • 頬杖やうつぶせ寝をさせない

悪い歯並びは、顎の成長や顎のゆがみから影響されるため、直す努力を心がけましょう。

しかし、子供のみの力で直すのは困難なため、両親の協力が必要になります。

歯科医の定期健診

定期健診を受け、子供の悪い歯並びを防ぎましょう。

子供の口腔環境は、顎の成長や歯の生え変わりによって常に変化します。

日々の歯磨きだけでは不十分なこともあり、痛みや違和感を感じる場合があります。

そのため、定期健診で虫歯の有無や歯並びのチェックを行い、早期に対処し、最悪なリスクを回避できるでしょう。

まとめ

今回は、子供の歯並びが悪いと感じた時の原因と対策について解説しました。

子供の歯並びは、遺伝的要因が8割と、その他残りの要因の2割によって悪くなります。

そのため、遺伝的要因と生活習慣の両方を考慮して、日常生活でのケアを心がけることが大切です。

もし、痛みや違和感が見られる場合は、早めに歯科医院での診察を受け、子供の成長と健康を守りましょう。

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はぴねす歯科院長

コラム監修者

はぴねす歯科緑地公園駅前クリニック 院長 松浦 裕矢

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