「自分の歯並びは悪いのかな?」
「そもそも、どんな歯並びが悪いとされているの?」
自分の歯並びが歯列矯正の対象になるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
悪い歯並びには、出っ歯やすきっ歯、受け口などがあり、1つだけでなく複数の問題が合わさっている場合もあります。
歯並びの悪さが口周りだけでなく、全身に悪影響を及ぼす可能性もあるため注意が必要です。
そこで本記事では以下の内容について紹介します。
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良い歯並びの条件も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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歯並びが悪い例|どこから悪い歯並びになる?
歯並びが悪い例を6つご紹介します。
- 叢生(そうせい)
- 上顎前突(出っ歯)
- 空隙歯列(すきっ歯)
- 開咬(かいこう)
- 過蓋咬合(かがいこうごう)
- 反対咬合(受け口)
順番に説明します。
叢生(そうせい)
歯が前後に重なり、ガタガタした歯並びを叢生(そうせい)といいます。
一般的に乱ぐい歯と呼ばれることが多く、上の糸切り歯が前に突出している八重歯も叢生(そうせい)の一種です。
歯そのものが大きかったり、顎が小さかったりするなど、歯と顎の大きさがアンバランスであることが原因で歯が綺麗に並びません。
歯が重なった部分は歯ブラシが届きにくく、虫歯や歯周病の原因である細菌が増えてしまいます。
虫歯や歯周病は歯を失う2大疾患といわれているため、叢生(そうせい)は早めに改善した方が良いでしょう。
上顎前突(出っ歯)
出っ歯は専門用語で上顎前突(じょうがくぜんとつ)といいます。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)には、以下のようにさまざまなパターンがあります。
・上顎が大きく下顎が小さい状態
・上の歯が大きく前に傾いている状態
・上の1番目の歯は正常な位置だが、2番目の歯が内側に入っている状態
また、これらが組み合わさった状態もあるでしょう。
上顎前突は前歯をぶつけやすかったり、口が閉じにくいため口腔内が乾燥しやすかったりするなどのデメリットがあります。
空隙歯列(すきっ歯)
すきっ歯のことを専門用語で空隙歯列(くうげきしれつ)といいます。
通常、歯と歯の間はピッタリとくっついていて、すき間はありません。
しかし、顎が大きい、歯そのものが小さい、歯の本数が足りないなどが原因で歯と歯の間に隙間ができてしまいます。
見た目が悪いだけでなく、発音の際に空気が漏れるため滑舌が悪くなるデメリットがあります。
特にさ行は空気の漏れによる影響が大きいでしょう。
開咬(かいこう)
開咬(かいこう)とは奥歯で咬んだときに、前歯が何本か咬み合わない状態です。
オープンバイトとよばれる場合もあります。
骨格や歯の形状などの遺伝による先天的な原因と、指しゃぶりや舌で前歯を押すなどの後天的な原因があります。
前歯で食べ物を噛みきれない、発音しにくい、唇が閉じにくいなどのリスクがあります。
過蓋咬合(かがいこうごう)
過蓋咬合(かがいこうごう)とは、噛み合わせが深い状態のことです。
ディープバイトともよばれています。
通常、噛んだ際に上の前歯は下の前歯を3分の1程度(2〜3㎜)覆いますが、過蓋咬合(かがいこうごう)は上の前歯が下の前歯をほとんど覆いかぶさります。
前歯が噛み合っていないため、奥歯や顎に負担がかかってしまうことは大きなデメリットです。
奥歯に負担がかかると奥歯がすり減ったり、顎関節症になりやすかったりするため注意が必要です。
反対咬合(受け口)
受け口は専門用語で反対咬合(はんたいこうごう)といいます。
下顎前突(かがくぜんとつ)とよばれる場合もあります。
奥歯で噛んだ際に下の歯が上の歯よりも前に突出した状態で、上下の前歯の傾斜に問題がある場合と骨格の異常が問題の場合があります。
見た目が悪いだけでなく、前歯で噛みにくい、さ行・た行が発音しにくいなども問題です。
顎の骨が問題の場合は、外科的手術によって顎の骨を切る場合もあります。
良い歯並びの基準や条件
良い歯並びの基準や条件は以下の5つです。
- 見た目が整っている
- 上下の歯の中心が合っている
- 噛み合わせが良い
- 重なりや隙間がない
- 上下の奥歯の噛み合わせ
順番に説明します。
見た目が整っている
歯並びは見た目の印象に大きく影響しています。
笑ったときに見える歯が、ガタガタすることなく、左右対称で綺麗なアーチ型をした歯列が理想です。
また、歯並びが良い方は口元のバランスも整っている場合が多いでしょう。
例えば、輪郭が左右対称、唇を閉じたときに口角が下がらない、横顔のEラインが整っているなどです。
Eラインとは鼻先から顎先を結んだ線のことをいい、その線の内側に唇が収まっている状態が美しい横顔といわれています。
良い歯並びは歯列だけでなく、口元や横顔も整った状態をいうでしょう。
上下の歯の中心が合っている
綺麗な歯並びでは、上下の前歯の中心(正中)が顔の中心と一致していることが理想です。
前歯の中心(正中)は上下で揃っていても、顔の中心と不一致である場合は歯列全体がズレているということになります。
その結果、口元や顔が歪んだ印象になるでしょう。
噛み合わせが良い
奥歯で噛んだときに、上の前歯が下の前歯を少し覆う形(約2〜3mm)が理想的です。
4㎜以上、上の前歯が下の前歯を覆う場合を過蓋咬合(かがいこうごう)といいます。
歯列は綺麗にそろっている場合もあるため、見た目が気にならない方もいるかもしれません。
しかし、噛み合わせが悪いため奥歯に負担がかかりやすく、奥歯が欠けたりすり減ったりしやすいため、良い歯並びとはいえません。
重なりや隙間がない
歯と歯の間に隙間や重なりがないことも重要です。
歯がガタガタと前後に重なったり、歯と歯の間に隙間が空いたりした状態は良い歯並びとはいえません。
歯列が隙間なく綺麗に並んでいると、見た目が良いことはもちろん、歯磨きがしやすいため虫歯や歯周病、口臭予防にもなるでしょう。
上下の奥歯の噛み合わせ
奥歯で噛んだときに隙間がなく、きちんと噛み合っていることが求められます。
なぜなら、奥歯の噛み合わせに問題があると食べ物がうまく噛みきれず、胃腸に負担がかかり消化不良を起こす可能性があるからです。
そのため、上下の奥歯の噛み合わせが良いことも、良い歯並びの条件といえるでしょう。
悪い歯並びになる原因
悪い歯並びになる原因は以下です。
- 遺伝
- 指しゃぶり
- 頬杖
- 舌の癖
- 口呼吸
- 爪や唇を噛む
- 虫歯
- 姿勢の悪さ
- 咀嚼不足
- 歯の喪失
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悪い歯並びを矯正する方法
悪い歯並びを矯正する方法は、主に以下の4つです。
- ワイヤー矯正(表側矯正)
- ワイヤー矯正(裏側矯正)
- マウスピース矯正
- セラミック矯正
関連記事:歯並びが悪い人に適した矯正治療の種類|費用や期間を紹介
まとめ
歯並びが悪い例として、叢生(そうせい)、上顎前突(出っ歯)、空隙歯列(すきっ歯)、開咬(かいこう)、過蓋咬合(かがいこうごう)、反対咬合(受け口)があります。
いくつかのケースが複雑に組み合わさっている場合もあるでしょう。
自分がどんな問題を抱えているかを完璧に自己診断することは難しく、正しく理解するためには矯正歯科で精密検査を受ける必要があります。
悪い歯並びにはさまざまなリスクがあるため、早めに整えた方が良いといえます。
自分の歯列がどんな状態なのか気になっている方は、ぜひ1度矯正歯科で相談してみてはいかがでしょうか。
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コラム監修者
はぴねす歯科緑地公園駅前クリニック 院長 松浦 裕矢
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